「ゴロウ・デラックス」で紹介された本5冊(2019年2月放送)
業界唯一無二のブックバラエティ「ゴロウ・デラックス」で、2019年2月に紹介された本
『天国と、とてつもない暇』『ニムロッド』『1R1分34秒』『宝島』『吹上奇譚 第二話 どんぶり』
◎ 2019年2月28日(木)放送 『天国と、とてつもない暇』
天国と、とてつもない暇 [ 最果 タヒ ]
最果タヒ著「天国と、とてつもない暇」読了。
— ちとり (@chito_258) 2018年9月30日
前作を踏まえて一言で感想を述べれば、愛の結び目、切れ目、というかんじ。
めくった紙で指を切る、そんな感覚。
滲む血を見て、これも愛だねって笑えてしまう。
雲の詩と蜘蛛の詩が好き。 pic.twitter.com/EbGBtJUduz
最果タヒ(著)『天国と、とてつもない暇』読了。フォンダンショコラにナイフを差し込めば、温かなチョコレートがどろりと溢れ出す詩集でした。「どろりと溢れる」のは、形容しがたい本音のような感受性。意識的にも無意識的にも潜ませているものへ詩がメスのように「どろりと溢れる」何かを解剖する。
— nanny / にゃお (@nanny_70) 2018年9月26日
最果タヒさんの新作詩集「天国と、とてつもない暇」を読了。一言で言うと、宇宙ですね。世界と自分の境界線が溶け出すような、生と死が優しく巡るような。切なさと優しさに油断してると、ドキリとさせられる言葉たち。あとがきを読んだら泣きたくなりました。好きです、ありがとう。
— hiwa (@hiwa_asahi) 2018年9月23日
◎ 2019年2月21日・14日(木)放送 『ニムロッド』
ニムロッド [ 上田 岳弘 ]
『ニムロッド』読了。ビットコインをモチーフに、資本のなかで無意味に流れる涙のように生が不可能になり融解する様が描かれる。この受動性は少し素朴とも呼べるような。#俳丘読
— HAiQ🌖俳丘 (@GuntouQ) 2019年2月19日
芥川賞受賞作品「ニムロッド」読了。虚無の価値を欲望で担保する仮想通貨と、人間の肉体のお話。上田岳弘さんは「私の恋人」からずっと好きだったので嬉しい。 pic.twitter.com/z34rBeYPAz
— たそ (@q_nml9) 2019年2月17日
上田岳弘氏「ニムロッド」読了。SFっぽいのがあまり得意じゃないので読みとおせるか不安だったけど、杞憂だった。仮想通貨に始まり、歴代の駄目な飛行機、バベルの塔などを絡めて、未来の人間の姿に繋がっていく。この世に取り替えのきかないものってどれくらいあるんだろう?あるのかな。とか考える。
— うっちー (@ucchysnow) 2019年2月9日
◎ 『1R1分34秒』
1R1分34秒 [ 町屋 良平 ]
#町屋良平#1R1分34秒
— すーぱー みどる きっく (@supermiddlekick) 2019年2月19日
読了。
考えすぎなボクサーが自分の弱さや情けなさ、他人の目や他人に対する嫉妬心と向き合いながら成長していく物語。
単純なスポ根ではなく、純粋で真っ直ぐな読みやすい作品。
読み終わった後に、スッキリとする気持ちのいい芥川賞受賞作。
…今日はよく眠れそうだ。
町屋良平『1R1分34秒』読了。試合のたび人生を凝縮し生きるボクサーのルーティーンが、外の事情と内の情緒が、日程に沿って描かれる。ドキュメンタリーからはどこまでも遠く、彼の気質を表した夢、変わった友人、心の繊細な情景が文学たらしめる。この本好きだ。ボクサーを好きになる。心が温度を持つ
— よし (@violet1music) 2019年2月5日
町屋良平『1R1分34秒』
— さつき 読書垢 (@satsukiread) 2019年1月28日
主人公の考えの揺らぎ、不安定さが凄く共感できる。
好きなこと、やりたいことがなぜ好きで、やりたかったのか。わからなくなることがあるし、気づけば変わっていることもある。
自分はどんな顔で夢をみるだろう。
映画を撮る友達と主人公の関係性が嫌いじゃない。#読了 pic.twitter.com/FVfIWc7QJL
◎ 『宝島』
宝島 [ 真藤 順丈 ]
真藤順丈さん「宝島」(講談社)読了。
— ちべ (@chibea19) 2018年10月9日
戦後間もなくから返還までの沖縄での物語。1人の英雄の3人の幼馴染のあまりにも熱いドラマ。
面白い。物凄く面白い。熱量凄い。
ラスト付近はずっと全力疾走しているようだった。
まさに超弩級のエンタテインメント小説。
もう次の本屋大賞これでいい。 pic.twitter.com/5PRctnczJU
真藤順丈「宝島」#読了
— よも@📕🏃)) 📘🐟)) 📚 (@opossum404) 2019年1月29日
青春冒険活劇、それからミステリー!
戦後の沖縄と言う舞台で、話も明るいものでは無いのに圧倒的熱量で一気読みできる。
真藤順丈さん初読みでしたが、他作品もあらすじ気になるやつ多すぎてもう…読む…_(:3 」∠)_ pic.twitter.com/cDlLEEFx5g
宝島 真藤 順丈 読了
— figofigo (@gFyyIGt7lEqEQMe) 2019年2月14日
沖縄を他人事にしてはいけない。今につながる沖縄を教えてくれた。名作です。
◎ 2019年2月7日(木)放送 『吹上奇譚 第二話 どんぶり』
吹上奇譚(第二話) どんぶり [ 吉本ばなな ]
「吹上奇譚 第二話 どんぶり」吉本ばなな著 読了!
— のぶコ (@nobuko_o) 2019年1月28日
猛烈に親子丼が食べたくなりました。一話はこの世界から出たくなくてゆっくりゆっくり読んだけど、第二話は一瞬っ!ってほどすぐに読んでしまった。散らばってる言葉が大切すぎる。そして小説のシーンを思い出すと一瞬で涙出る。一話から読み返そう。 pic.twitter.com/1n1YW2uOrv
『吹上奇譚 第二話 どんぶり 』吉本ばなな
— はるまき (@harumaki_iiving) 2019年2月25日
おとぎ話のようであり、寓話のようでありながら、どこかリアリティも混在する世界での優しい心の交錯を描いたシリーズ第二作目。合わない人も居るだろうけど、癒しになる人には作中の墓守くんの作る花束のような存在の本ではないかな。 pic.twitter.com/5tzcMJfEeH
予約してあった『吹上奇譚』の第二話どんぶりを取りに行ってきた。
— 花 (@genkininaruhana) 2019年1月23日
表紙が素敵で感動。
第二話が出ると聞いてから第一話ミミとこだちを読み返したら付箋でいっぱい。
ばななさんの言葉は魔法。
生きてく支えになっている。
第二話もずっと楽しみにしていた。
これからじっくり味わいたい。@y_banana pic.twitter.com/FTPQdBKKjK